平成6年(1994年)度

SACによる水位プロセス制御

研究者  飛川隆義、友次誠

指導教官  町田 秀和

緒言

 本研究では、最近注目されている単純適応制御(SAC)を用いて、 むだ時間および長い時定数を有する水位プロセス系の制御を実現することを目的とした。設計製作した水位プロセス系の実験装置のパラメータを用いて、シミュレーションした結果、完全モデル追従を達成することが確認できた。また、この比例制御で水位サーボ制御が実現できることを確かめた。
結言

 我々が設計製作した実験装置のパラメータを用いて、水位プロセス系のSAC制御を実現すること を目的とした。 そして、比例制御実験により、実験装置が正しく追従制御でき、 シミュレーションによりSACが実現できることを確かめた。 最後に、今後の課題は、この水位プロセス系で、4個のSTMドライバを用い4入力2出力のSACを実現することである。