公開講座:舞鶴地域共同テクノセンター主催、舞鶴技術研究会共催

「CADによる制御系・IC回路設計とFPGAによる実現」

舞鶴工業高等専門学校 電子制御工学科 町田秀和
http://sun1.maizuru-ct.ac.jp/control/machida , machida@maizuru-ct.ac.jp
2001年11月6,8,13,15日 19:00〜21:00
舞鶴高専地域共同テクノセンター、情報システム開発支援室


はじめに
 今年度新築された地域共同テクノセンターの公開講座の様子を公開します。
 やったことは、MAX+PLUS2の演習と、MAX7000ボードとバイトブラスタケーブルの製作、 それからΔΣ変調器による周波数シンセサイザの実現でした。
 参加者は6名でアンケートによると「難しかったが、便利なことが分かった」 とおおむね好評で、今後は技術相談も増えそうな感触でやってよかったというところです。 私の卒業研究生もTAとして活躍してくれました。
写真:公開講座の様子

    



ムービー

完成した、ΔΣ周波数シンセサイザによる青色発光ダイオードの 点滅する様子のQuick Time Movieです。


レジュメ
 FPGAによる回路設計の指針EDAツールMAX+PLUS2の演習、 および
MAX7128S用FPGA評価ボードバイトブラスタ互換ボード、 のプリント基板パターンを記載したレジュメ(PDFファイル)は ここからダウンロードできます。

ソースコード
 EDAツールMAX+PLUS2の演習、および
ΔΣ周波数シンセサイザの回路図、VHDL言語ソースコード など(ピンアサイン済)は、ここからダウンロードできます。

謝辞
 プリント基板のパターンのCAD製図、エッチング、および公開講座中のTA(Technical Assistant)は以下の 卒業研究生が担当してくれました。ここに感謝の意を表します。
5S:角野豊、関本敬、永田力也、藤谷伸一、専攻科ES1:金井繁佳

アンケート結果
難易度
レベル
5段階(平均)
大ほど難
制御系CAD MATLAB/Simulinx
3.0
IC回路設計 CAD  MAX+PLUS2
3.3
ケーブルおよびFPGA評価ボードの製作
2.8

平成13年度 舞鶴工業高等専門学校公開講座 実施要綱

  1. 名称 舞鶴工業高等専門学校地域テクノセンター公開講座
    「CADによる制御系・IC回路設計とFPGAによる実現 」

  2. 主催 舞鶴工業高等専門学校地域テクノセンター
    共催 舞鶴技術研究会

  3. 趣旨 
     今日、制御系設計にMATLAB等のCADの使用は不可欠となっています。 また、コントローラ等を実装する電子回路は、1チップの専用 IC で実現されるのが主流になって きていますが、現実には、所望の応用に対して適当なICが存在しなかったり入手が困難であること が多いという問題があります。
     本講習会の1日目では、ロボットアームを題材にし、制御系設計用CADである MATLAB を利用 してシミュレーションや実機実験を行う新しい制御技術について講習します。また、2日目以降は 他社よりも速く製品化して利益をあげるいわゆる「タイムツーマーケット」を達成できるように なることを目指し、比較的大規模な書きこみ可能なICであるFPGAで所望のICを実現する技法を 習得します。そこでは、IC回路設計用CAD (EDA)であるMAX+PLUS2を利用し, 信号発生器を実現 するICを設計した後、FPGAで実現するために書き込みケーブルおよびFPGA評価ボードを製作し、 実機実験を行う技術について講習します。

  4. 受講対象者および人数 10名

  5. 講習日時および内容等
    講習日時 講義内容 講師
    11月6日(火) 19:00〜21:00地域共同テクノセンターの紹介MATLAB を利用した実験竹内、川田、町田
    11月8日(木) 19:00〜21:00書きこみ用ケーブルの製作EDAツールの基礎町田
    11月13日(火) 19:00〜21:00評価用FPGAボードの製作EDAツールの応用町田
    11月15日(木) 19:00〜21:00信号発生器の製作町田
  6. 実施場所 地域共同テクノセンター 情報システム開発支援室

  7. 受講料 無料  

  8. 申し込み資格 パソコンの基本操作を行え、CADを利用した制御系・回路設計、実装に興味がある方

  9. 申し込み方法 
    1. 申し込みおよび 舞鶴工業高等専門学校
      問い合わせ先 TEL 0773-62-8861 FAX 0773-62-5558
    2. 申し込み手続き 郵便葉書またはFAXによる(住所、氏名、年齢、所属、および
      電話番号を記入し、FPGAの講習会と明記してください)
    3. 申し込み期間 平成13年10月1日(月)〜平成13年10月5日(金)(必着)

  10. その他
    1. 受講者に終了証書を授与します。
    2. 使用するEDAツールはフリーソフトです。



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