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2002年7月16日


1チップマイコンPICの勉強会
〜アーキテクチャの理解からロボットランサーの設計製作まで〜
by 舞鶴技術研究会 情報システム部門「ものづくりプロジェクト:PIC&AVRによる1チップマイコン応用技術」

第5回:AVRの紹介と、まとめ

情報システム分科会幹事 舞鶴工業高等専門学校 電子制御工学科 町田秀和
連絡先 E-mail machida@maizuru-ct.ac.jp 電話 0773-62-8957
 assisted by the 舞鶴工業高等専門学校 電子制御研究会同好会

テキスト CQ出版社、トランジスタ技術別冊、ECB No.4 PICマイコンを使おう



目次



本文

  1. はじめに(1回目)
  2. ワン・ボード・マイコン(1回目)
     2.1 ワン・ボード・マイコン(1回目)
     2.2 原始的なワンチップ・マイコン(1回目)
     2.3 最近のワンチップ・マイコン(1回目)
  3. ロボットランサー(1回目)
  4. PICのアーキテクチャ(2回目)
     4.1 ワンチップマイコンとは(2回目)
     4.2 レジスタ(2回目)
  5. PICのプログラミング(2回目)
     5.1 命令(2回目)
     5.2 アセンブラMPLABの使い方(2回目)
  6. プログラミング演習(2回目)
     6.1 条件付ループ(2回目)
     6.2 サブルーチン(2回目)
  7. 入出力(2回目)
  8. ロボットランサーの設計製作(ハード編)
     8.1 写真集(3回目)
     8.2 回路図(3回目)
     8.3 部品表(3回目)
  9. ロボットランサーの設計製作(ソフト編)(4回目)
     9.1 運転戦略(4回目)
     9.2 プログラム(4回目)


  10. AVRの紹介

    PICよりもずっと新しいAVRについて紹介します。
     世間の噂では、「PICよりも強力だが、若干脆弱な部分がある」 ということですが、そういうことはすぐに克服されていくでしょう。

     ここでは、卒業研究などでAVRをGnu-Cなどで開発されている、仲川力 先生に紹介していただきます。それでは、よろしく。



  11. まとめ

     さて、駆け足で5回の勉強会を行いましたが、いかがだったでしょうか。
    私(町田)も実は4月までPICに関しては何も知りませんでした。しかし、 仕事で使う予定が入ったので無理矢理勉強を開始しました。特に、 S研でプリ勉強会を行ったことが非常に力づけられ、この勉強会をやれる 手ごたえも得られていました。

     ここではこのPIC&AVR勉強会自体の簡単に感想を列挙します。

    1. PICのアーキテクチャはやはりZ80とはかなり異なるので面食らう。
    2. 命令セットもかなり不思議だが、練りこまれている感じがする。
    3. 開発ツールが充実している(実績を感じられる)
    4. 評判どおり、周辺回路が簡単である。
    5. 結論として、やってよかったけど、これはまったくの独学じゃ辛い、 経験者にレクチャーしてもらったほうがずっと早く理解できる。
    6. まだ書き込み(器)について触れられていなかった。

      町田は昨年度末に安い専用書き込み器を買いましたが、ここで簡単にデモしてみます。
      クリックしてください⇒ 書き込み器のページ
      また書き込み器は簡単に自作できます。その情報もあります。




     さあ、それでは皆さん、いろいろな目的のプロジェクトがあると思います。 PPIC&AVRを有効利用された素晴らしいシステムの完成と、その成果を期待しています。
    1. ロボコン(プロジェクトBOX)、ロボリンピア(ロボットランサー)。
    2. 高専祭E,S,M,C各プロジェクト。
    3. 5年生卒業研究、専攻科特別研究
    4. 受託/共同研究
    5. etc.etc.



     もちろん、今後も1チップ・マイコンの経験をつんでいきたいと思います。
    1. インターネット上のBBSあるいはメーリングリストで意見交換
    2. 舞鶴高専地域共同テクノセンタでのシステム開発(希望者は町田まで連絡してください)
    3. 受託/共同研究の受け付け
    4. 発表会
    5. etc.etc.



感想と謝辞

 どうもご苦労様でした。
 町田は今年は大変辛い時期を過ごしておりまして、仕事がきつ過ぎて ぶっ倒れてしまうのではないか(実際に目が回るくらい)と感じています。

 それは単にいろいろなプロジェクトを並行してやっているだけのことなのですが、 でもこの1チッピマイコン勉強会のように着実に何か得る物が出てきています。 またこれで守備範囲が広がった気がしています。レジュメを作成するのは辛かった ですが、なんとかこなしました。いかがだったでしょうか?
 最後に、この勉強会をサポートしていただきました。S研のメンバー特に、 3S藤井君、4S倉野君、大音君、5S宮地君の努力に感謝いたします。君たちの サポート(というより熱心な教え方に感心しました)が無ければ到底、こういう ことはできませんした。本当にありがとうございました。

 兎に角、これからが本番です。各プロジェクトの成功を祈っています。
がんばろー!!!